久しぶりのバリウム

いそいそと人間ドッグ。朝8時の受付に行かなければならないのに、ウンチが出ない! こんなことなら2,3日前にとっておくんだった!大体朝ごはん食べないでウンチを出せってったって、無理だよね・・・なんて思いながら結局昨日の検便1つ分持って出かけました。久しぶりの人間ドッグなので、緊張の中にもなんだかそわそわして、嬉しがっている自分に気が付き、顔を引き締めて受付です。センターで、もしかしたら最後のウンチが取れるかもしれないと、検便採取用の紙を用意して行ったのに、間に合わず。しかたなく最初の計測に望みました。

 なんと言っても今日の楽しみはバリウム!! 今まで5年以上も飲んでいなかったのです。この頃は血液で分かるそうで、議会中の検診だったこともあり、真っ只中に下剤が効いてきたというのも見苦しいと思い、血液検査にしていたのでした。

 ヨーグルトのようなバリウムのおいしさを思い出しながら、楽しみにしていました。一緒に検査を受ける人たちに聞いてみると、バリウムは私だけで、皆さん鼻からの胃カメラ組でした。

 炭酸の粉を呑んで、それから牛乳瓶のような形の紙コップに入ったバリウムをたっぷりもらって、ゴクゴクと飲もうと思ったら「一口飲んでください」とのこと。「両脇の取っ手をしっかり握って、ハイ、もう一口」

え?一口だけ?いつになったらゴクゴク飲ませてくれるんだろう?これじゃ、おいしさが半減してしまう!と焦りながら回転盤に乗っけられて、あっち向けのこっち向けのと大騒ぎ。挙句の果てには「しっかり持って!はなしちゃいけませんよ!」とか激励されながら満身の力をこめて取っ手を握って、まっさかさま!!

いや、もうせっかくのバリウムが、おいしいどころか、どこかに行っちゃって、もったいなくてもったいなくて!せっかくの楽しみも、一瞬にして吹っ飛んでしまったバリウムの検査でした。

 来年こそはもっとゆっくり、しっかりバリウムを味わいながらがんばろうと決意も新たにして、その代わり

仕方がないから帰るとすぐ、桃香にたっぷりのヨーグルトをかけて、バリウムを再現して胃を

慰めた次第です。